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次世代経営リーダーの「リーダーシップ」を可視化 ーVISITS formsを活用したソフトスキル定量化

tepco

実施内容

ビジョンへの共感度を可視化する「VISITS forms」を用いたソフトスキル定量化

実施期間

2019年7月

課題・背景

次世代経営リーダーのリーダーシップ発揮度を定量化したかったが、評価者のばらつきや、年度をまたいだ比較が困難であったことから、システマチックに発揮度を可視化する目的でVISITS formsを導入

実施結果

  • 社員のリーダーシップ発揮度について定量化して測定でき、結果も納得感あるものであった
 
「次世代経営リーダー研修の参加者の質を、参加年度によらず同じ物差しで比較できないか。」「参加者の質が年々下がっている気がするが、定量的に把握できないか。」このような問いに頭を悩ます人事関係者の方も多いのではないでしょうか? 常識的に考えれば定量化が困難と思われるこの仮説を、VISITS formsを用いて立証することに挑んだのは、東京電力ホールディングス株式会社 人財・組織開発センター。同センター所属(当時)の麻生様に、検証を通じどういった成果があったのか、どのような示唆が得られたのか、詳細をお尋ねしました。

 

社員のリーダーシップ発揮度を定量化、納得のいく結果を得ることが出来た

−VISITS formsを利用するにあたり、どのような課題感を持っていたのでしょうか?
当社では「非連続の経営改革」を掲げ、その改革を牽引する人材の育成のために、次世代経営リーダー育成研修を2015年より開始いたしました。この研修において課題感を感じていたのは、大きく3点です。1つ目は、この研修も5期目に入りますが、これまでに研修を受講した社員が現場でリーダーシップを発揮しているのか、測定できていなかった点にあります。通常業務における評価などを活用することも検討しましたが、これでは評価者によるばらつきも大きく、この研修で育成したリーダーシップが発揮されているか、非常に可視化しにくい状況でした。2つ目は、参加年度の異なる参加者を比較することができなかった点です。初期に近い研修参加者を評価する声が多く、研修を受講した人の年度を跨いだ比較を検証したいと考えておりました。3つ目は、研修運営の負荷です。この研修では、社内の課長級を対象に推薦と自薦によって参加者を募っており、自薦で参加を希望する社員には論文と面談による審査プロセスを設けていますが、このプロセスには非常に手間がかかっており、合理的かつ定量的な基準で選抜を運用することが求められていました。今お伝えした課題感より、効率的に、かつ効果的にアセスメントできればと思っていたところ、社員の声を分析し、特定の要素に対して数値化することが出来るVISITS forms導入を決定しました。
−実際にVISITS formsを導入し、効果は出たのでしょうか?
結論として、社員のリーダーシップの発揮度を定量化し、測定することができました。測定結果は、リーダーシップ研修での取組内容や研修でのアセスメント結果と照らして合わせても、納得感のある結果であり満足しています。

−その他、実施にあたり、お気づきの点があれば教えてください。

完全にオンラインでの実施であり、参加者が一箇所に集合する必要がなかった点は、運用面での負荷が低く実施時の助けになりました。また、よくある自己申告形式のWEBテストであれば、恣意的に結果をコントロールできてしまう部分がありますが、VISITS formsは参加者間の相互評価のプロセスがあることで、実力が反映されるなと感じました。また、VISITS formsでは自分が当該項目を発揮したと考える事例とその理由を記載する仕組みになっているのですが、当該コンピテンシーを発揮した行動事例がスコアリングされて出てくるので、アウトプットがそのまま好取組事例として活用できる点もメリットに感じています。あとは設問の設定次第では次世代経営リーダーのアセスメント以外にも、通常のコンピテンシーの発揮度測定などにも使えるのではないかなと、発展性を感じています。

−今後に向けたメッセージがあればお願いします。

今回VISITS Technologies様との取組で、これまで測定できなかったスキルを定量化するということの可能性を大いに感じています。次のアクションとしては、今回の対象外だった他のソフトスキルの可視化や、創造力を可視化するプログラムの導入を通じ、社内のタレントを発掘し、企業の成長へ繋げることを検討しています。

 

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